「元巨人軍、富田 勝選手、肺がんで逝去!」

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「元巨人軍・富田 勝選手(68歳)肺がんで逝去!」 2015.5.31

こんにちは、

又著名人のガン疾患による訃報が入ってきた、連日のガンによる訃報に接すると日本がガン大国で二人がひとりガンでなくなる現状を認識する。

これまでの政府による指導、癌研におけるがん対策政策が一向に効果を現していないことに失望を感じる。10年以上にわたって根本的な対策を講じていない、硬直したがん対策に再考を願いたいものです。

大腸ガン・胃がん・肺がんと続いて、三大がん発病が結果的に顕れましたので、「肺がん」についての情報をお知らせします。

 

-キャンサーボード-ガン治療最前線「肺がん治療」 23.2.13放映

今までの肺がん治療番組の中では一番判りやすく、最新情報になっています。お奨めです。

担当医:九州大学病院 呼吸器科 中西 洋一教授
(日本肺がん学会・日本呼吸器学会・日本臨床腫瘍学会などで理事を務め、肺がんの治療と研究にあたっている)

Q.肺がんといっても肺のどこに出来るのか教えて頂けますか?

A.息をする時、気管→気管支→右肺・左肺→最終的には肺胞がガス交換する。

肺がんというのは実は、肺に出来るのではなくて多くは気管と気管支に出来るものが主たるものです。

[年齢別は胃がんの発生数]2005年

0~29才 98人、 30才~ 442人、 40才~ 1,900人
50才~ 9,137人、 60才~ 19,512人
70才~ 31,756人、 80才~ 21,396人

概ね、70才を過ぎる高齢の方が多く、どちらかというと男性の方が罹りやすいと言われています。そして肺がんの死亡者数は、年間66,849人。

これはがんで亡くなる方の最も多いのですが更に増える。
これから肺がんは国民にとっても重要な医学的な課題だと思います。

Q.何故そのように増えるだろうと予測されているのですか?

A.禁煙対策、社会を上げてイロイロされているがまだまだ日本では遅れています。
その影響が一つあります。

Q.たばことの関係なんですが切っても切れない訳ですよね。

A.実は喫煙と肺がんにはいくつかの量的な関係、時間的な関係があります。

[喫煙指数]

1日に吸うたばこの本数×喫煙年数=

喫煙指数が
400以上の場合 肺がんになりやすい
600以上の場合 肺がんになる確率が極めて高い

同じたばこを吸うにしても吸い始める年齢が早いほど肺がんになりやすい。

Q.たばこを吸う人が周りにいることによって弊害もあるのですか?

A.受動喫煙といいますが世界人類の肺がんの
約80%は、能動喫煙が原因
約 5%は、受動喫煙が原因

問題点は、自分の意志によって吸うのであれば自己責任かも知れませんが、吸いたくもないのに職場や家庭環境で嫌いなたばこの煙で肺がんになってしまうのは許容できないと思いますね。

[肺がんの原因]

たばこの他に、大気汚染、アスベスト、西洋風の食事

[肺がんの症状]

○咳・痰、血痰、体重減少、呼吸困難、胸の痛み、喘鳴
○骨痛、呼吸時のゼーゼー音、息切れ、声のかれ、顔や首のむくれ

いずれも風邪をひいてもこんな症状が出てくる。チョット判りにくいがそれでも特に気をつけるのは風邪でないのに咳が2~3週間続く、血痰が出るのは注意すべき症状ではある。

[肺がんの種類]

①小細胞肺がん 15%

②非小細胞がん 85%

1.腺がん   55%
2.扁平上皮癌 25%
3.大細胞がん  5%

顕微鏡で見た時に細胞の大きさや形によって分けられています。
2つに分ける大きな理由は、

小細胞がんであるか否かで薬の効き目だとか病気の予後が違ってくる。
患者さんの将来の予測をしたり、あるいは為すべき治療法の選択の基準となる

[通常の非小細胞肺がんの病期]

肺がん治療
診断
①非小細胞肺がん
Ⅰ期      外科療法-薬物療法
Ⅱ期      外科療法-薬物療法
Ⅲ期 手術可  外科療法-薬物療法
手術不可 放射線療法-薬物療法
Ⅳ期      薬物療法

②小細胞肺がん
限局型     放射線療法-薬物療法

進展型     薬物療法

[病期の説明]

Ⅰ期 : 肺に癌が出来る
Ⅱ期 : ガンが周辺のリンパ節に転移。
Ⅲ期 : 癌が心臓や食道周辺のリンパ節に転移。
Ⅳ期 : がんが他の臓器に転移(血液の流れに乗って)

[肺がんの病期・小細胞がん]

限局型 : 原発巣からリンパ節へ転移
放射線を当てることが出来るのが限局型

進展型 : 原発巣から他の肺や肝転移など、多臓器などへも転移している

病期の進み具合で分類が決まりますし、
病期が決まる→治療法が決まる→予後が占える

Q.小細胞肺がんと非小細胞肺がんは、病期の進み具合が違ってくるのでしょうか?

A.小細胞肺がんは、

非小細胞肺がんに比べて進行も早く転移もしやすいが、薬物療法や放射線療法が有効。

以前は小細胞肺がんは先ず治らないと言われていましたが最近では「限局が多少細胞肺がん」は、放射線療法と薬物療法の併用で20%が治る様になりました。

いずれにしても発見の時期は早ければ早い方が良いのです。
特に肺がんは早期発見・早期治療が決定的な因子です。

Q.検診が大切と言うことですね?

A.検診の有効性は世界でも戯論があると思いますが、日本の研究者はやはり検診も意味があると位置づけています。

ガン対策基本法では、①禁煙・予防をすること、②検診を受けることになっており、検診を受けることによって予防対策の意識も高まると思っています。
[肺がんの標準治療]

①外科療法 ②放射線療法 ③薬物療法

[肺がんの外科療法]

完全切除(癌を残らず取ってしまうこと)が目的。

ガンによっては、腫瘍をある程度小さくしておいて外科で切除をして後、薬物療法をする治療法もありますがこと肺がんに対してはそのやり方は正しくない。

取れるものは全部取ってしまって、取った後に抗がん剤を使って小さな転移を全部やっつけてしまうのが一般的な考え方です。

Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期の一部が外科療法の対象になりますが、ごく少数のⅠa期は手術のみでOK。
しかしⅠb期、Ⅱ期、Ⅲ期は抗がん剤を使った方が明らかに治癒率が高くなることが判ってきて、標準治療には外科療法に薬物療法を併用した方法になります。

最近は、CTを早期にすることで、CT検診で肺がんの早期発見率が増加することの研究成果が発表されています。

取れば簡単に治ってしまう早期のものが、診断精度の向上で見つけられる様になりました。

[内視鏡手術]

ごく早期の肺がんに摘要。痛みが少なく早期に退院でき後遺症も少ない。
小さな穴を3ヶ所開けるだけなんですが大きく切開する手術に比べると手術の負担が軽いので職場に復帰しやすい。

[肺がんの放射線療法]

全身状態が良ければ薬物療法(抗がん剤)と併用した治療が行われる。

最近のデーター1万数千例の肺がんの患者さんでは、放射線療法をやった場合概ね1割が治る様になってきている。

放射線療法を単独で治る方が5%。化学療法を併用すると1割強。
それから条件のよい人は放射線+化学療法で2割の方がよくなってきている。

最近各地域の拠点病院では三次元照射が出来る様になってきた。
以前は二次元照射と言って背中からお腹にかけて放射線を当てるのであたったところ全部が放射線障害を起こしてしまう。

[三次元照射]は、

ガンに狙いを定めて集中的に放射線を当てる方法。
ガンを叩く力が上がり正常組織への影響も少ない。
より有効でしかも副作用も少ない治療が可能になってきた。

Q.問題のない細胞にはあてないで済む様になってきている。
当てはまる人と当てはまらない人というのはあるのでしょうか?

A.放射線は手術の様に痛くはないですし、切らないで治療するメリットはあるのですが、外科でとれる場合はまだ外科療法の方が治療成績はよいのは明らかなので医者の立場からすると出来るだけ治癒の近い治療法を選んで欲しいと思っています。

放射線治療は間違いなく副作用があります。

[放射線における副作用]

①食道炎
ものが飲み込みにくい。喉が痛い。
時には潰瘍が出来てしまうこともある。

②肺臓炎
肺気腫などもともと肺の機能が悪い場合は、放射線によって重篤な放射線障害を起こすこともある。

痛くない、辛くないかも知れないがそれに伴う治療成績の弱点と副作用があることを承知しておく必要がある。

[放射線治療の費用]

通常の二次元・三次元照射は健康保険が使えます。
一定の金額以上は支払わなくても良いが,重粒子線や陽子線などは特殊な機会を使った場合は保険適用がない。
[肺がんの薬物療法]

・化学療法薬と分子標的治療薬があります。

[肺がんの主な抗がん剤]

プラチナ製剤   シスプラチン 又は カルボプラチンのどちらか

第三世代抗がん剤  イリノテカン、ビノレルビン、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、ベメトレキセド

上記から2剤併用法が中心です。

Q.副作用が気になるのですが?

A.化学療法薬というのは、吐き気があったり髪の毛が抜けたりあるいは白血球が減ったりすることがあります。

[抗がん剤の副作用]

●自分でわかる副作用

①急性悪心・嘔吐、アレルギー反応、血圧低下、不整脈、貧脈、呼吸困難、便秘

②遅延性悪心・嘔吐、食欲低下、全身倦怠感、便秘、急性神経毒性、筋肉・関節痛

③口内炎・下痢、全身倦怠感

④脱毛、神経毒性、手足、・足趾しびれ感、耳鳴り

●検査で判る副作用

①骨髄抑制、白血球・好中球減少、貧血、血小板減少

②肝機能障害、腎機能障害、心機能障害

主に2週間後が副作用のピークと言われています。
副作用はあるんですが、起こり方、起こるパターン、起こる時期が判る様になってきたので予防策がとれる様になってきている。

副作用を抑える良い薬が出て来た。吐き気、嘔吐、悪心に繋がる症状は拡大的に軽減されてきています。

[肺がん治療の分子標的治療薬]

① ケフィチニブ、エルロチニブ 同じ系統の薬

細胞を増殖させる上皮成長因子受容体の働きを阻害し、がん細胞の細胞死を誘導する薬。

薬が全く効かない方でも,この薬を使うとおおむね3割良くなる。
7割の方が腫瘍の増殖が止まることが判りました。

遺伝子異常がきちんと判る様になったのでその異常のある方にはこの薬が7~8割効くことがわかりましたので肺がんの個別化医療がすすめられてきています。

② ベバシズマブ (血管新生抑制薬)

腫瘍の発育や転移に欠かすことの出来ない血管(腫瘍血管)の新生を抑える薬
別の言い方をすると癌を兵糧攻めにする薬。

今は抗がん薬と併用して使われる場合が多い。
併用することで治療予後が非常に良くなることで注目されている。

まだまだ進歩していきます。
日本人にとって最適治療を何らかの方法で見出したいと思っています。
研究もしているし臨床試験を通じてエビデンス(科学的証明)を作っていきたいと思っています。

Q.最期にあらためて肺がん治療のまとめをお願いしたいのですか?

A.新しい薬がどんどん出来て肺がんに対する知識も深まってきました。

ガンの治療は手術にしても薬にしても放射線にしても昔ほど辛くなくなりました。

ガン治療はこれでお仕舞いと言うことはなくて、その方の症状、状況によって常にありますので今ある情報を常に活用して頂く意識を持って頂くと有り難いと思います。

Q.お医者さんの方もチームを組んでチーム医療で診て頂けると言うことですね?

A.特に肺がんは、内科医・外科医・放射線科医・病院の医師・そして緩和医療の段階で緩和ケアチームと言った各専門家のチーム医療の結果として最適医療が出来ると思っています。

と結んでいます。
<ヒデちゃんのコメント>

大変良い情報で信頼されるものでした。

ガン治療は進歩していることは理解できますが、チーム医療につきましては地域格差・地方格差があると思います。

折角治る治療法があるのに今治療している病院がチーム医療が出来ないところであったらそれが出来るところに転院することが大切であることを再認識しました。

早期発見には、がん特化型検査システム「がん免疫ドック」が対応していますし、分子標的治療薬を併用している「医学的がん免疫治療」を三大治療にプラスして頂けるとより最適治療になると確信しています。

肺がんで治療をされている方で、この番組を見たい方はイムノセラピー友の会に申し込み下さい。

<完>

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