ガンと向き合う患者さんの心構え、その1

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おはようございます。

今日朝の番組で、ガン患者さんへのサポートとして「CANnet」というNPOが開始されたとありました。

医師・看護師・薬剤師・弁護士・社会労務士などあらゆる職種の方が参加しており、総合的に相談に乗ってくれるそうです。

沢山の方が必要になる団体だと思いますのでインターネットでご確認してください。

 

そこでガンと向き合う患者さんの心構えについての良い番組がありましたのでご紹介します。

ガン最前線・キャンサーボードTV「がんと向き合う患者さんの心構え」22.11.28放送

この番組では今まで多くの方への治療の取材を通して、ガン治療の今を伝えてきました。

がんと診断された時の「衝撃」、今までの生活が出来なくなってしまうのではないかという「不安」、更に治療法の「選択」や自分の将来に対する「決断」等さまざまな悩みを抱え、患者さんは病気と向き合っています。

そこで今回は、がんと診断された時、あるいは転移・再発の不安を抱えた時、私たちはどのように病気と向き合ったらいいのか考えて見たいと思います。

担当医:岡山大学大学院・精神神経病態学教室 内富 庸介教授(がんが心に及ぼす影響の診療や教育研究活動をされています。)

Q.日本人の二人に一人がガンになると言われる時代に、がんに罹った方の患者さんやご家族の気持ちについて研究されていらっしゃるそうですが、「精神腫瘍学」という分野はどのようなことを研究されているのですか?

A.「腫瘍免疫学」は、2つの分野を目標に研究しています。

①心ががんに与える影響
②がんが心に与える影響

Q.実際にがんが心に与える影響をお聞きしたいのですが?

A.「がんが心に与える影響」(グラフがあり)

1.「検査」を受けると結果を聞くまで日常生活への適応が下がってきます。
2.「病名告知」されると直下型大地震の様に、2~3日は「衝撃」の期間を過ごします。
3.2週間から3ヶ月と徐々に回復し、日常生活に支障のない状態に戻ってきます

Q.日常生活の範囲に行かない落ち込みの部分が問題になってくるんですね。

A.落ち込みには2つあります。

1.重い落ち込み
    うつ状態。心の重い風邪、肺炎の状態

2.軽い落ち込み
    適応障害。家事や仕事が手につかない。などで6人に1人から3人に1人位、一時的にも経験すると言われています。

Q.これだけがんの情報が溢れていて、受け止める側にも余裕が出来ているのかと思っていたのですが実際はどうなんでしょう。

A.これまでですと,ガンになったら3~4ヶ月入院してその期間にがんを少しずつ知って、がんと向き合う方法を自分らしく作っていけたのですが,今はがんが治る場合も治らない場合もだいたい2~3週間で退院させられる。

入院期間の短縮により、退院後の見通しが立てにくく、患者の気持ちに十分な配慮が出
来なくなってきている。

心の構築を立て直すには、少し時間がない状態になっています。

Q.現在のガン治療の現場が患者の切迫感を与えているのですね?

「インフォームドコンセント」

 医者が患者に十分な情報を提供し、説明した上で患者から治療方針などの同意を得ること。

「インフォームドコンセントと心の機能」

説明と同意という言葉を並べてみますと少し気づいて頂けることかと思います。

説明 → 気持ち → 同意
知  →  情  → 意

気持ちのところが説明と同意の間に抜けていることになります。

Q.お医者さんにしたら、説明してそれに納得して同意してくれたらよい。という気持
ちでしょうが患者さんは感情・気持ちがありますので衝撃ですよね。

A.特に命に関わるような説明・知識ですので感情が揺さぶられるのは間違いない状態です。

医師も初めは患者さんに伝える時は、動揺は隠せない緊張感だったでしょうが、やはり5年、10年、20年経ちますとそれが日常になりますので、少し生涯に1回あるかないかの患者さんの心の動きに十分配慮できない環境になっています。

Q.「患者がガンと上手に向き合うには」

A.3つの項目があります。

1.知識の整理

がんに関する情報と知識は初めてのことが多いですからその整理をご家族やご友人などごく親しい方と一緒に一度整理して頂きたい。

2.気持ちを打ち明ける

気持ちがどうなったのか。落ち込んだのか、悲しいのか不安なのか、是非お身内の方に打ち明けて欲しい。

3.人生の再設計

少しずつご自身の人生の立て直し、再設計に取り組んで欲しい

Q.がんと診断された段階によって再設計も違ってくると思うのですが?

A.がんと言われてガンの治療を受けてそのまま回復される方もいれば、再発・進行して治療を余儀なくされる方もいらっしゃいます。

Q.初期の段階で見つかった場合の患者さんの向き合い方は?

A.検査結果・診断内容・既往症などをノートに纏めておきます。

Q.その他、インターネットで調べる方も多いと思うのですが、このあたりは如何ですか?

A.インターネットで調べた情報がご自身のがんと関係しているかどうかということとか重要か否か?つけられないので自分以外にも友人とか医師にストレートに聞かれて、ご自身に関係する情報を取捨選択すると良いと思います。

Q.情報を得て、自分の症状を医師になかなか伝えられない場合が多いようですが?
具体的にはどのようなことを医師にお伝えすると良いのでしょうか?

A.「医者とよりよい関係を築くために」

●担当医に伝えておきたいこと

1.自分のがんをどの程度理解しているか。
    (例えば:よく知っている、全く知らない)

2.自分のがんについてどこまで知りたいか。
    (例:大事な事を少しだけ、すべて詳細に)

3.どのように伝えて欲しいか。
    (例:検査ごとに、一度に)

この3つを知らせておくと過不足なく情報を得ることが出来ます。

◎まさに細やかにオーダーメードの治療に繋がりますね。

<つづく> 次回は「ガンと上手に向き合うには」に続きます。

 

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