ー医療最前線ー「ガンに負けない」その5ガン再発は防げるのか?5/5

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おはようございます。

この項目の最期のご案内ですが少し長くなってしまいました。お詫びします。

④ がん再発は防げるのか?
  “ペプチドワクチン療法”      (国立がん研究センター東病院 臨床開発センター 中面哲也医師)

何故、私たちはがんを恐れているのか?
   それはこの病気が常に再発の恐れをはらんでいるからです。

再発は、1cm以下の「がん」はなかなか見つけることが出来なくて、
がん細胞が残った人たちがある一定の期間を経て再発するという流れになっています。

<症例> 64才 男性

本人は、肝臓がんは結局、再発というのはすごく多いわけですよね。 新しいことにトライしないと助からない。

2009年9月 肝細胞がんと診断。11月摘出手術、肝細胞がん再発率(国立がんセンター東病院の症例)

○一年 約40%  ○二年 約60% ○三年 約70%

<この再発をどのように防ぐのか?>

悪い細胞がいたら殺してくれる細胞をうまく活性化しようという「免疫療法」を中心に開発しています。

細胞レベルでがんを狙い撃つ『ペプチドワクチン療法』

これはいわばがんのワクチンを投与し、私たち自身が持つ免疫細胞にがん細胞を攻撃する方法である。

がん細胞を含むすべての細胞にはアミノ酸で出来たペプチドがある。最近がん細胞にしかないペプチドを発見。
このがん細胞にしかないペプチドを人工的に作り出して体内に投与すると

それを認識し、免疫細胞は敵と認識し増殖活性化し、がん細胞を攻撃する態勢を整える。
そしてがん細胞が出来ると攻撃し、殺していく。
こうしてがんの再発防止を図ろうとするものである。

<担当の医師の話>

がん細胞だけを殺すキラーT細胞が出来ることが分かってきたので、
いわゆる副作用がない治療法が可能になった、ということなのです。

<がん克服の可能性!>

最大の武器は私たちの体内にあった。
人体は、およそ60兆個からの細胞から構成されている。
最近の研究では、一日に5000個もの細胞が突然変異を起こし「がん細胞」
になると考えられている。しかし簡単にがんという病気になる訳ではない。
何故ならリンパ球や樹状細胞など白血球が体内のがん細胞を攻撃し破壊しているからだ。
この働きが「免疫」と呼ばれるシステムだ!しかしなんらかの働きで、
リンパ球などの免疫細胞の働きが弱まるとがん細胞が増殖を許すことになる。
増殖した細胞が腫瘍という固まりになった状態が病気の「がん」なのです。
この映像を見た時に、やっと癌研でも免疫治療の分野にトライ始めたことで、
全国に「免疫治療」の認識が深まって誤解が少なくなってくれればと思います。
それだけ、今まで強力に推し進めていたがんの三大治療「手術・抗がん剤・放射線治療」が行き詰まってきている兆候なのではないでしょうか?

私たちが推進している「医学的がん免疫治療」は、このキラーT細胞を活性化させる
<がん排除の免疫のメカニズム>を推進する治療方法です。
10年以上前から2000人以上の具体的な臨床症例があり、安心安全な治療を
紹介しています。

ペプチドワクチン療法は、特異的免疫治療法(本人だけ限定)であり、
「医学的癌免疫治療」は、非特異的免疫治療法(誰にでも適用できる)です。

映像は、とても分かりやすいきれいな映像です。
⑤“免疫力アップ”『免疫細胞療法』     瀬田クリニックグループ 後藤重則 統括院長

コメンテーターの大和田 漠氏は、

私たちの持っている免疫こそががん再発を防ぐ可能性を秘めています。と述べている
この治療法は10年以上前から免疫細胞療法が行われている。

<治療方法>

細胞を培養している。
免疫細胞をここで増殖させたり、加工して治療用の細胞を作る。

どのように免疫細胞を増やすのか?
患者から採取した20ccの血液を分離させてリンパ球を取り出す。
中でもTリンパ球ががんを攻撃する力を持っている。
そのリンパ球を4週間で1000倍に培養する。その時免疫細胞の強化も行っている。
色々な薬品でTリンパ球を増やすとか活性化といって殺傷能力を付加していくことは
色々な因子や薬を使って十分可能な状況になっていますね。

患者さんに点滴される活性化リンパ球免疫細胞ですね。
Tリンパ球ががん細胞を攻撃しがん細胞は殺傷される。
活性化したリンパ球や樹状細胞などを患者本人の体内に戻す。
-免疫細胞療法-を行っている。

ご自身の体にあった細胞を強くしたものを入れると言うことで、
副作用としては免疫反応が起こる時もある。(少し熱が出るなど)
基本的には合成した物質ではありませんので副作用は乏しいといえる。

<症例>

① 64才 男性
2007年9月 盲腸がん ・リンパ節に転移  手術で盲腸の腫瘍は摘出したが腹膜に転移した腫瘍は切除できなかった。
抗がん剤治療でがんは消失したが再発に備えて免疫細胞療法を行っている。

私の場合は、がん細胞はすべて見えない範囲で治まっている。
ただし、血液中にがん細胞が流れていることが考えられるので自分でも  免疫細胞療法を試してみたい。
抗がん剤治療と平行して免疫細胞療法を受けている。今回が13回目。
腫瘍マーカーは正常範囲内で上がっていない状態です。
これとCTの結果で今非常にがんが落ち着いている状態だと報告している。

② 女性 進行がん
2008年12月 肺がん がんの摘出手術は受けたが、脳や骨にも転移
抗がん剤投与と平行して免疫細胞療法を行っている。
患者は、自分のリンパ球なのでこれが心の支えというか元気の素だと思って 受けています。
<免疫細胞療法を受診するには> (瀬田クリニックグループの場合)
  費用:1回約26万円(健康保険適用外)※3ヶ月で6回を目途(自由診療のため高額医療費になる)
『従来の方法と免疫療法の併用治療』 東京医科大学病院 消化器内科 森安史典 教授

従来の方法と免疫療法を併用して行っている。
局所治療で局所のがん、しこりを作ったがんを一網打尽にしてそこをやっつけてしまう。
その後に残ったがん細胞を免疫療法でやっつけるという組み合わせが非常に重要になってくると思います。
(原則的にはすべてのがんを取り除くことは出来ないことを知っているのです)

現在、電磁波で焼く「ラジオ波焼灼術(しょうしゃく)」と免疫細胞療法の組み合わせ治療を試験的に行っている。

未だ試験的な試みですが、私たちが推進している「医学的癌免疫治療」と同じ方向性を持っています。

「医学的癌免疫治療」は、先ず手術できるものは第一に手術をして原発部位を削除して進行を止めます。
次に基礎免疫治療を行いながら必要に応じて抗がん剤をカテーテルを使って
局所に投与すると10分の1の量で100倍の到達量になるので副作用も少なく、
その効果も実証済みです。今後は、ガン検診の「がん免疫ドック」と合わせて普及することを願っています。
⑤ 『今後のがん治療はどうなっていくのか?』東京大学医学部付属病院 放射線科 中川恵一 医師

<医師のコメント>・・・・・(ちょっと安易すぎる?のではと疑問)

がん治療は確実に進歩している。25年でガン患者1万人以上の患者さんにかかわっている。
かつてはがんと言ったら死の病。今は治る患者さんの方が多い時代。

例えば子宮頸がんはワクチンをすると7割方予防できる。(特異的な例?)
それからガン検診を初めとする早期発見が出来るようになりました。
(ガン検診率と検診のがん判明率の低さは?合わせて広報する必要があるのでは?)

運悪くガンになった方も最新治療で半分以上が治ると言う時代になりました。
コメンテーターは、そういう意味で我々はガンになったとしても決して
あきらめることはないと言うことですね!

そうですね、がん全体で半分以上が治る時代、早期がんであれば9割方治ります。
しかも最新の治療も沢山出てきていますし、仮に進行した場合でも、痛みをキッチリ取ることによってそのことが延命に繋がることがあります。
だから決してあきらめる必要はないと思います。

と結んでいます。
ヒデちゃんの疑問?

東大の日本のトップ医療機関のお話ですが、番組の始めに「がん難民」の現状が報告されていましたが、とても安易な話しに違和感を感じます。
早期発見のためのガン検診の普及率の悪さと行政支援の弱さがガン検診の実情です。
がんの死亡率が年々上昇しているのが現実です。
日本のがん医療は本当に安心できる環境にあるのでしょうか?
立花隆氏のドキメントと併用して比較されながらご覧になることをお薦めします。

長くなりましたがありがとうございました。<完>

 

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